【書評】嘘のことばを紡いで心が壊れる前に『読みたいことを、書けばいい。』

悩むいかちゃん

・文章書いていてもつまらないな…

・なんでこんな思ってもいないことを書いているんだろう…

こんなお悩みにお答えします。

この記事の結論
  • 上記で悩んでいるなら『読みたいことを、書けばいい。』を読もう

今日の自己投資 読書

書いている人
muika

muika(むいか)

・2001年生まれ。都内大学生。 
・イラスト描いたり文字を書いたり短歌をしたりする

・自由と自立を手にすべく、日々奮闘中

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・Instagram(muika_o0

・ブログ『むいかの一週間』

こんにちは、むいかです。

今、深夜2時を、回りました。

まったくなんでこんなことになっているんでしょう。

私はさっきインスタのストーリーでIKEAで買ったキャンドルを嬉々としてあげ、映えインスタグラマーの一歩を踏みこみ始めたはずなのに!!

ところどころに粗が見られるのでだめ

それもこれもこの本のせいです。

田中泰延『読みたいことを、書けばいい』

ネット上にことばを載せることってどんな人も、これからもたくさんあると思いますが、もしも文書ではなく文章を書きたいと思うのであれば、この本は読むべきです。

初めに 謝罪のツイート群

※とりあえずここからは殴り書きを清書しています。

まず謝りたいです。

このとき、「はじめに」を読んだかのような返信をしましたが、

1ページしか読んでませんでした。すみません。

でも、本当に2行目から面白かったんですよ。

で、「はじめに」を読んだら号泣しました。

そして序章の段階でまた号泣。

早めに寝るはずだったのに結局夜全て読み切りました。

深夜に号泣と爆笑をする女、爆誕です。

そしてとんでもないことに気が付きます。

先に言っておきますが、この本は「ハウツー本ではない」。

…。

ノウハウコレクターはダメとか冒涜のほか何物でもないのでは…。

読む前だったので勘弁してください。

本編の内容

「文章のノウハウ本は電子じゃなくて手元に置きたーい」と思い、珍しく紙で買いました。

筆者曰く、ノウハウ本ではないですが、本当に紙で買ってよかったです。

グッジョブ、自分。

本意じゃなくても間違いなく役立つ本

本を読むウサギ

繰り返しになりますが、この本は「文章テクニック本ではない」です。

それじゃあ役に立たないじゃん、と思う人もいるかもしれません。

が、例えば

・一次情報ちゃんと調べろ

・自分の内面を語るのはつまらない

・感動を中心に書け

などなど、普通に役立つことめちゃくちゃ書いてあります。

筆者的には本意ではないらしいですが、それもそれでどうかしているなと。

あと、「定義をはっきりさせよう」というのも良かったです。

ポスターカード作りました。

壁に貼ります。

この本の構成の答えは基本「自分」

でも絵じゃん

ただ、やはりこの本の内容は技術やスキルではなく、マインドです。

序章と第1~4章、おわりにの全6つで構成されています。

構成

序章 なんのために書いたか

第1章 なにを書くのか

第2章 だれに書くのか

第3章 どう書くのか

第4章 なぜ書くのか

第5章 いつ書くのか。どこで書くのか。

並べるとわかりやすいですが、「5W1H」になっています。

本の主張としては極論「全部自分のためにしなさい」

「人のために」「誰かのために」という主張が蔓延する中でなかなか尖ってます。

ちなみに、今の私は全部この本の反対のことをしています。

痛かった。

今野さんの手紙部分

手紙を読むウサギ

で、内容すごく心に響くものがあったのですが、

全271ページのうち、一番泣いたのは今野さんの手紙部分4ページでした。

この手紙部分だけでも公開するのってどうでしょうか…。

文章に対する葛藤

今野さんは、この手紙を書いてくれて本当にありがとうございますって感じです。

私が考える「嘘」とは、あからさまに悪意のあるものだけではなく、

「本当に思っていないことを書く」

「他人から借りてきた言葉をそのまま使う」

「その対象に愛がないのに紹介する」などを含みます。

田中泰延『読みたいことを、書けばいい。』

これが突き刺さったライター、ブロガー、インスタグラマーは絶対いる。

そもそも今のインスタやブログの文章ってちょっと…

正直、嘘っぽい。なんか、嫌。

もちろん全てのコンテンツに当てはまるわけではないです。

もしくは文書に近いものであれば、問題ない。

でも、文章なはずなのに、なんかわざとらしいものが多いなと感じてしまう自分がいる。

自分の中で理解できるけど、納得できないコンテンツをたたきつけられて、これが社会ってものなのか・・・と絶望が深くなっていきました。

現実様

こういったことば選びの何が無理なんだろうって思ってたら

綺麗事やうわべの言葉が肥大化され過ぎている

と気付きました。

でも、そういう言葉遣いをする人が世の中ではかなり受け入れられている。

なので私がおかしいのかな…って思っていた矢先に

「文章が伝わらない」と悩む人は、今、とても多いです。

その大きな原因の1つは、「書き手が嘘をついていること」にあるのではないかと、最近感じ始めています。

田中泰延『読みたいことを、書けばいい。』

「書き手が嘘をついている」

ちゃんと言語化されている!

しかもそれが書かれた本が売れている!

多くの人が共感している!

私だけじゃなかった!

安心・安堵と、そして羞恥

私も嘘をついている。

インスタも、ブログも、全然自分の言葉で話していない気がする。

正直な書き手でありたい

さあ来い!

私が、この本を通して実現したいことは。「正直な書き手が増える」ことです。

田中泰延『読みたいことを、書けばいい。』

私の核は自由と自立。

でも、自由になりたいのに自分のことばで自由になれていない…。

自立のためには、稼ぐためには必要なのだ。割り切らなければ。

と思いつつ、上手に切り離せない自分がいました。

でも、それは多分自分の感動ポイントを見つけてそこを押し出していなかったから

とりあえず目立ちたがりな自分がいるので、インスタ活動はミュージシャンの代わりに続けようと思います。(適正ないですが。)

自分を見てほしいし、自分が好きだし、自分を好きになってくれる人が好きだから。

(何言ってんだこいつって思われそうだけど、皆ほんとはそう思ってる、よね??)

じゃあ嘘をつくの?ってところですが、正直、たぶん、嘘をついてしまう

矛盾を抱えてことばを発信すると思います。

でも、感動ポイントをちゃんと押し出せば、そこまで辛くならない、の、かも。

「自分が何を感じたか。どこを愛したか。」

これは大事にして、正直な書き手でありたいです。

20年間生きた人生で一番面白かった本だった

本のギガ

感想をまとめると

・20年間生きて一番情緒が不安定だった本

・正面から受けると回復に体力がいるので注意

・就活で悩んでいる人も読むべき

・文章へのハードルが別の意味で高くなる

すみません、面白さで行ったら図書館戦争が勝つかもしれないです。

ただ、若干有川ひろさんの文章に似ていない?とも思いました。

自分でギャグ行って回収してしまうところとか。

自分が読んでいて面白い文体はなんか一緒なんだな~~と。

情緒不安定になるので、心理的ダメージを負う

放心状態のカエルさん

とりあえず、今までで読んでいて一番情緒が不安定だった本でした。

爆笑と号泣って極端すぎる。

ただ、これに出会えてこれをちゃんと読める人生でよかったなと心から思います。

とりあえず、私の様に今のネットの文章に悩んでいる人は読むべき

ただ、本気で悩んでいる人にはインパクト強すぎて立ち直るのに結構体力消耗します

就活前に読めてよかった

就職活動

あと、この本に出会えたのが就活前でよかったーーーーーーー

勝つ人増えてほしくないから教えたくないけど、これは就活に悩んでいる人読んだほうが良いです。

ESに、にゃんにゃん丸の内OLになりたいからです!って書いてやろうと思います。

無理かもしれない。あとやっぱり就活したくない。

書くってやっぱり簡単じゃない

勉強するウサギの無料イラスト

書くことのハードルが低くなったんだか高くなったんだか。

自分の読みたいことを書くけど、最低限責任は持つ。

責任が伴ってこその自由。

本当は早く寝るはずだったのに、6時に起きて意識高い系になるはずだったのに、でもすぐにこれを文章に起こさなければ、本当に「文章書く人」の風上にも置けない!!

という謎のプライドのもと、真夜中に執筆したので生活リズムがまた狂いました。

書くってやっぱり簡単じゃないですね。

でも、今鏡見たらなんかめちゃくちゃ目がきらきらして心なしか肌ツヤ良いのでやっぱりストレスは美容の大敵。

思ったよりかわいいじゃん自分!

寝ましょう。睡眠不足も美容の大敵なので。

それでは、よしなに。